2011年01月17日

ステディカムの調整

先日DIYerのseahoseさんが大変近くに住んでいることが分かったので、
お会いして、ステディカムについての見聞を広め(笑)ました。

seahoseさんのステディカムは、旋盤、フライス盤などの工作機械なしで作ったとは考えにくいほど、工作精度が高く、感心する次第でした。
ただ、ジンバルが固いなという感じで、せっかくの高剛性筐体なので、もう少し柔らかいジンバルで追及すると、おそらく別次元の画像が出るのではないかという感じがしました。


ところで、今まで触ってきたDIY/製品のステディカムを考えると、ジンバルのフリクションにより、いろいろと変わってくることが見えてきました。

まず、ちゃんとした製品ですと、ちょこっと押して回転させたときに、おそらく10回転以上回転が続くと思います。一部のフリーベアはこれになるかと思います。これをType-Aとします。

次に、UJを使った自作機や、Flycam nano、MMC、ぶれない君など(実物を触っていないのでyoutubeのビデオからの想像ですが)で、この辺では3-5回転ぐらいですかね。これをType-Bとします。

Type-Cはそれ以下の回転数のものです。ちなみにMonosteadyはここですね。


目指すところType-Aだと思われがちですが、Type-Aのジンバルを作った場合、相当調整機構をしっかり作らないと全く駄目です。私が使っているSkyler minicamですと、ピッチがおそらく0.7 mmと思われるバランス調整用のネジでバランスを調整します。それを1/4回転程度で合わせこみますので、0.2 mm程度ではバランスを調整していると思います。
このレベルの調整機構が無いと、Type-Aのジンバルのステディカムでは、ブレブレになるでしょう。なお、カメラ内部に傾きによって重量バランスが崩れるような要因があると、これもうまくいきません。実は私が使っているPowerShot SX1isも、そのような要因があるように感じています。
しかも、それだけで済まないのがこの世界で、カメラ+ステディカムの重量が軽いとカメラを振った時に簡単に傾き、戻ってきません。画面を見ながら的確な調整をし続けないと、映像にならないです。かなりオペーレータの技量を要求する感じです。
ちなみに、私のカメラの条件では、ある程度ドロップタイムを速くした方が(私の場合1.5-2秒ぐらい)使いやすいように感じています。

Type-Bですと、1 mm程度の精度の調整でも何とかなります。もちろん追及すればするほど良い結果となりますが、UJ自体に多少のガタが付き物ですので、ある程度以上は意味が無くなるように思えます。それよりはアーム自体の剛性、次に形、錘の位置がカメラにあっているかが重要だと思います。
実はある程度フリクションがあった方が、遠心力等の力によりふらつくことも無くなりますので、誰にでもそこそこ使いやすい状態に持っていきやすい気がしています。
また、特に軽いカメラの場合は、左右に棒+錘を伸ばすなど、重心を下げる効果もありますし、またある程度フリクションに耐えられる力を生み出すようにもなります。

なお、ぶれない君では、カメラの重量に合わせて最適なグリスとかいてありますが、実はこの動きやすさを調整することにより、誰でも操作しやすいレベルを実現している気がします。
この辺はノウハウになってきます。

Type-Cは、やはりもう少しフリクションを減らした方がステディカムらしい画像になるかと思います。もしくは、全体の重量を重くするということでも対応できるかもしれません。ブレノさんのmonosteadyがきれいなのは、アームの剛性を上げたとこと、やはり横に伸ばした棒+錘により、フリクションを等価的に小さくしたことで、操作しやすく、安定レベルを実現できたのではないかと考えています。


っということを書いて、最後に逆の視点で見てほしいのですが、自分のステディカムの重量バランスの調整は、どれくらいシビアでしょう?
mm単位が必要のレベルっというのが、小型カメラの場合は一番いいのかな。っというのが私の感想です。自分のDIYステディカムは0.5 mmぐらいでは調整できるようにしていましたが、確かに操作はしやすかった。欠点はてこ比とアーム形状(というより、中間の錘の位置)がイマイチだったかな。
ちなみにガタがある要因が一か所あったので、今、修正していたりしますが。
posted by koflog at 01:49| Comment(0) | ステディカム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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